看護師ライター募集

看護師国家試験を勉強する

疾病の成り立ちと回復の促進の過去問



疾病の成り立ちと回復の促進

疾患とその誘因となる生活習慣の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

  • 肺気腫一喫煙
  • 大腸癌一高繊維食
  • 慢性膵炎一過度の飲酒
  • 胆石症一食塩の過剰摂取
  • 変形性関節症一乳製品の過剰摂取

【解説】
喫煙者は肺胞の壁が壊れて呼吸機能に障害をきたす肺気腫になる可能性は非常に高くなります。 脂肪の過剰摂取は大腸がんと胆石症の原因とされています。予防策として食物繊維を摂取する事です。大量の飲酒は膵臓に炎症を起こし細胞が破壊されていく慢性膵炎の発症率が高くなります。適度な運動習慣を保つことが変形性関節症の悪化を防ぎます。

【解答①③】

アナフィラキシーショックに対して最も即効性があるのはどれか。

  • 塩化カリウム
  • テオフィリン
  • アドレナリン
  • プレドニゾロン
  • 硫酸マグネシウム

【解説】
アナフィラキシーショックは、急性アレルギー反応の一種です。生命の危機に至るような呼吸困難や血圧低下といった症状をまねく可能性があります。緊急時の対症療法として、アドレナリンの筋肉内注射が適切です。ただし、ステロイド薬などを追加投与をしなければ症状が改善されません。アドレナリンは一時的に症状をやわらげる効果しかないためです。

【解答③】

日本のノロウイルスによる食中毒で正しいのはどれか。

  • 12~3月に最も多い。
  • 潜伏期間は3~6時問である。
  • 感染した鶏肉の摂取によることが最も多い。
  • 病原性大腸菌によるものよりも患者数は少ない。

【解説】
非細菌性急性胃腸炎の原因となるものがノロウイルスです。
・ウイルスに汚染された飲食物の経口摂取
・患者の糞便や吐物を介しての二次感染
・飛沫感染
などなどで感染し、症状としては
・吐き気
・嘔吐
・下痢
・腹痛
 などです。日本では12月から3月頃にノロウイルスによる食中毒は急増します。潜伏期間は24~48時間で、症状が1~2日継続したあと治癒します。厚生労働省「平成23年食中毒発生状況」によれば、ノロウイルスによる食中毒の患者数は8、619人。原因物質の第1位となっています。

【解答①】

副作用として難聴をきたす可能性があるのはどれか。

  • マイトマイシン
  • リファンピシン
  • ストレプトマイシン
  • アムホテリシンB

【解説】
副作用として
・マイトマイシンには骨髄障害
・リファンピシンには肝機能障害
・ストレプトマイシンには難聴などの第8脳神経障害・腎・肝障害
・アムホテリシンBには、皮膚障害、心不全、肝不全、腎障害
3と4の皮膚障害としてスティーブンス・ジョンソン症候群などが現れることがあります。

【解答③】

糖尿病神経障害について正しいのはどれか。

  • 神経細胞にアミロイドが沈着する。
  • 体幹部から始まることが多い。
  • 血流障害は原因とならない。
  • 自律神経に障害を認める。

【解説】
末梢神経や自律神経に障害が起こります。糖尿病で高血糖状態が持続すると、細小血管は血管炎を引きおこし血流障害が起こるからです。自律神経が侵されると起立性低血圧や発汗調節の障害が起こります。
末梢神経の障害の特徴は
・深部感覚障害が特徴で、温痛触覚の障害はあまりみられず、腱反射の低下を伴う
・遠位部から始まり体幹部に向かって進行

【正解④】

眼底に変化を生じる疾患はどれか。

  • 急性ウイルス性肝炎
  • 高尿酸血症
  • 動脈硬化症
  • 老視

【解説】
解答は③ですが眼底の診察で動脈硬化症以外に高血圧症、糖尿病に基づく血管の変化を知ることが可能です。動脈硬化症の進行で眼底には変化がみられます。初期には網膜動脈のびまん性変化や局所性狭窄がみられ、病状が進むと網膜出血に至ることもあります。

【正解③】

伝音性難聴を起こすのはどれか。

  • 老化
  • 鼓膜穿孔
  • 騒音下での作業
  • ストレプトマイシンの使用

【解説】
難聴はどの部位に障害が起こるかで下記2つに分かれます。
伝音性難聴…外耳または中耳の障害による難聴
感音性難聴…内耳または蝸牛神経や中枢神経の障害による難聴
選択肢のうち鼓膜穿孔以外は感音性難聴です。

【正解②】

Aさん(57歳、女性)は、子宮体癌のため子宮全摘術を受けた。離床が十分に進まず、術後2日に初めて歩行を試みようとベッドから降りたところ、突然、呼吸困難を訴えてうずくまった。まず疑うべき疾患はどれか。

  • 自然気胸
  • 肺塞栓症
  • 肋間神経痛
  • 解離性大動脈瘤

【解説】
疑う点は3つ
① 子宮全摘術後に離床が進まなかったこと
② 初めて歩行のため動いた
③ 呼吸困難の症状
これらから考える疾患は肺塞栓症です。肺塞栓症は大手術の合併症として起こりやすい特徴を持ちます。
① 長時問の安静状態のため下肢静脈に血栓が出来る
② 歩行によりその血栓の一部が肺に飛ぶ
この流れで引き起こしたと考えられます。自然気胸や肋間神経痛が起こる要因は、この問題文からは読みとれません。解離性大動脈瘤は、胸部や背部の強烈な痛みが主症状です。

【正解②】


Copyright (C) 2015 看護師国家試験【解決】看護師国家試験サイトAll Rights Reserved.