老年看護学2

認知症のない76歳の男性。2か月前にベッドから落ちた。その後も家の中で普段と変わりなく生活していたが、2~3日前から急に物忘れをすることが多くなった。観察項目として優先するのはどれか。

  • 不安の程度
  • 家族のかかわり方
  • 環境の変化
  • 運動機能の変化

【解説】
こういった場合、高齢者の場合、脳梗塞や認知症などと紛らわしいので運動機能の変化の観察します。ベッドから落ちて2か月は慢性硬膜下血腫を疑うことができます。
頭を打って1~3ヶ月は
・頭痛
・物忘れ
・精神症状
・失語症
・片麻痺
の症状が起こる可能性があります。

【正解④】

右片麻痺の高齢者に対する転倒防止で適切でないのはどれか。

  • 夜間は足元を照明で照らす。
  • 着物の裾を上げる。
  • ベッドの左側の足元にすべり防止用マットを敷く。
  • ベッドサイドに足台を準備する。

【解説】
転倒防止には足元の危険を極力減らすように考えて対処する事が転倒防止には適切です。ベッドサイドになるべく物を置かないのは当たり前で周辺に何かがあれば転倒する可能性は高まります。よって足台は準備はしません。

【正解④】

寝たきりの高齢者。常に少量の水様便に硬便が混じっているため、オムツを使用している。発熱や嘔吐、皮膚の乾燥はない。適切なのはどれか。

  • 繊維質の少ない食事にする。
  • 水分を控える。
  • 宿便の有無を確認する。
  • 安静にする。

【解説】
腸内に長らく停滞している宿便があると水様便に硬使が混じっているという事が考えられます。指診で確かめ、摘便するのが適切な処置です。
繊維質の少ない食事にする。・水分を控える便秘をまねき不適切。腸の嬬動運動を促すためむしろ体を動かすことが大切であり、安静は宿便の改善には不適切です。

【正解③】

高齢者に脱水が起こりやすい理由はどれか。2つ選べ。

  • 骨密度の低下
  • 筋肉量の減少
  • 渇中枢機能の低下
  • 身体の活動性の低下
  • 腎臓のナトリウム保持機能の亢進

【解説】
・筋肉量の減少によって水分を貯蔵する役割が果たせなる。
・渇中枢機能の低下が原因で喉の渇きを自覚しづらくなる。
このような事が起こると脱水が起こりやすくなります。脱水状態に陥ることで身体活動の低下をまねくことはあっても、直接の理由としては不適切です。
保持機能が促されている状態でのナトリウム欠乏は問題ありません。

【正解②③】


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