成人看護学2

広汎子宮全摘出術後の排尿障害への対応で適切なのはどれか。

  • 排尿時に用手膀胱圧迫を行う。
  • 残尿があるうちは飲水を制限する。
  • 残尿量100m/を残尿測定中止の目安とする。
  • 尿意がわかるまで膀胱留置カテーテルを使用する。

【解説】
術後、排尿を促す対応として下腹部に手をあて圧迫したり、腹圧をかけやすい体位(前かがみ姿勢)にします。飲水の制限はなし。残尿測定中止は、残尿量50m/程度を目安です。カテーテルを留置したままでは、患者は尿意を感じることができません。

【正解①】

抗がん薬を末梢から点滴静脈内注射している患者の訴えで、緊急度が最も高いのはどれか。

  • 嘔気
  • 倦怠感
  • 剌入部痛
  • 食欲不振

【解説】
嘔気、倦怠感、食欲不振は抗がん薬の副作用なのでこの場合は対処療法を行ったうえ投与を継続します。剌入部痛は、血管外漏出を疑います。早期発見・早期対策を行わなければ潰瘍形成や壊死といった皮膚障害に及ぶ場合があります。

【正解③】

Aさん(48歳、女性)は、子宮頸癌の手術を受けた。その後、リンパ節再発と腰椎への転移が発見され、放射線治療を受けた。現在は外来で抗癌化学療法を受けている。癌性疼痛に対しては、硫酸モルヒネ徐放錠を内服している。Aさんへの外来看護師の対応で適切なのはどれか。

  • 「吐き気がしても我慢してください」
  • 「毎日、1時間のウォーキングをしましょう」
  • 「家族に症状を訴えても心配をかけるだけです」
  • 「便秘で痛みが強くなるようなら、緩下剤で調節してください」

【解説】
モルヒネは必要な投与量でも副作用がみられるます。硫酸モルヒネ徐放錠は強オピオイド鎖痛薬でWHOのがん性疼痛治療法の第3段階で使用します。ほぼ全例に便秘は起こる為緩下剤を併用します。嘔気・嘔吐もモルヒネの代表的な副作用です。制吐薬を併用することで症状の緩和をはかることができます。不安や孤独感など精神的な要因が疼痛緩和においてはあり患者の苦しみを家族に理解してもらう事は重要です。

【正解④】

がん患者の緩和ケアで正しいのはどれか。2つ選べ。

  • 入院治療が原則である。
  • 余命の延長が目標である。
  • がんの診断とともに開始する。
  • がんの治癒を目指した治療を優先する。
  • 患者と家族とのQOL向上が目標である。

【解説】
疾患の治癒を最善の目標とはしません。疾患によって生じる患者や家族の苦痛をやわらげ、生活の質の向上を第一義とします。 WHOによる緩和ケアの定義・・・生命を脅かす疾患による問題に直面して いる患者と、その家族に対して、疾患の早期より行われる全人的なケアを提唱 入院治療だけが緩和ケアではありません。

【正解③⑤】


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