老年看護学1

加齢による変化で性差が最も顕著なのはどれか。

  • 聴力
  • 筋力
  • 骨塩量
  • 認知機能

【解説】
骨塩量とは、骨のなかのミネラル成分の量を示します。骨塩量は、エストロゲンが、血中カルシウム濃度を調節する副甲状腺ホルモンのはたらきをエストロゲンが一定量抑制することで保たれています。骨塩量が減少する要因は女性の場合エストロゲンが閉経によって分泌が減少します。そうする事で骨から血中へとカルシウムが放出され、
副甲状腺ホルモンの作用が亢進し、骨から血中へとカルシウムが放出されます。

【正解③】

老年期の体温調節で正しいのはどれか。2つ選べ

  • 温めると容易に体温が上昇する。
  • 暑さ・寒さに対する感受性が高い。
  • 発汗にはより高い体温が必要である。
  • 骨格筋が減少して熱産生能が低下する。
  • 末梢血管収縮反応が亢進し熱が逃げにくい。

【解説】
寒暖の変化に対する感覚は鈍くなったり汗の量も少なくなる傾向は加齢とともに起こってきます。それは角質や皮下脂肪、汗腺が減少することで、体温調節能力が出来にくくなるからです。また、熱が奪われやすい原因として寒さを感じたときには末梢血管が収縮し、血液量を調節して熱を逃がしにくく本来行いますがそうした機能が正常にはたらかなくなることが原因と考えられます。

【正解③④】

高齢者の疾患の特徴として正しいのはどれか。

  • ADLへの影響は少ない。
  • 症状の出現は定型的である。
  • 環境からの影響を受けにくい。
  • 複数の臓器に障害が生じやすい。

【解説】
ADLが急速に低下しがちな原因として加齢による機能低下(特に高齢者の場合)に疾病が加わるからです。

高齢者と成人の症状の現れ方は

高齢者・・・非定型的

成人・・・典型的にみられる症状が現れない
こともあります。高齢者の症状として

・適応力・調整力が低下し、あらゆる環境の影響を受けやすくなる。

加齢に伴いさまざまな機能低下により複数の臓器に障害が生じやすくなる。

【正解④】

高齢者の権利擁護で正しいのはどれか。

  • 成年後見制度の任意後見人は裁判所が決定する。
  • 認知症の診断とともに成年後見制度が適用される。
  • 高齢者虐待を発見した者は市町村に通報する義務がある。
  • 虐待されている高齢者を老人短期入所施設等に人所させる法律はない。

【解説】
任意後見人は、認知症の診断によって決定するわけではありません。高齢者自身が判断力の低下に備えて選任します。
「養護者による高齢者虐待を受けたと思われる高齢者を発見した者は、当該高齢者の生命又は身体に重大な危険が生じている場合は、速やかに、これを市町村に通報しなければならない]と高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律の第7条第1項にあります。

【正解③】