在宅看護論2

次の文を読み、【問題1】【問題2】【問題3】に答えよ。
70歳の女性。1人暮らし。肺気腫で在宅療養をしていた。夫とは死別し、長女は隣県に住んでいる。要支援2。介護予防訪問介護を利用していた。咳・痰の症状に加え呼吸困難感が増強したために入院した。今後も自宅での療養を強く希望している。

【問題1】
入院後、安静を保ち、酸素療法と薬物療法とで症状が軽減した。酸素流量の指示は1L/分、患者は酸素ボンベを引いて歩行可能であるが、ベッド上で臥床していることが多い。自宅での日常生活動作の不安を訴えている。病棟看護師が退院準備として支援するのはどれか。

  • 可能な限り安静を促す。
  • 長女との同居を勧める。
  • 呼吸リハビリテーションを勧める。
  • ポータブルトイレの使用を勧める。

【解説】
1人暮らし、在宅療養を強く希望している観点から考えれば自立を促すことが必要です。歩行が可能なので酸素療法から呼吸リハビリテーションを日常生活に取り入れながら生活できるよう支援していくことが適切でしょう。逆に安静を促すような行為(ポータブルトイレなど)は自立の阻害要因になります。

【正解③】

【問題2】
退院後は自宅でも酸素療法の継続が必要である。病棟看護師が行う在宅酸素療法の指導で正しいのはどれか。

  • 入浴時も酸素吸入を継続する。
  • 台所で火気を使用する場合は換気をする。
  • 呼吸困難感が増強する時は酸素流量を増やす。
  • 加湿器の蒸留水の補充は訪問看護師に任せる。

【解説】
酸素療法を受ける場合は引火の恐れがあるので火気厳禁です。
必ず医師の指示に従い酸素流量を調整します。自分で行うのは危険です。
加湿器の蒸留水の確認や補充は行う必要があるが本人と相談の上、使用法を指導する。

【正解①】

【問題3】
退院にあたり、サービス担当者会議が開催されることとなった。会議で検討する内容で優先度が低いのはどれか。

  • 訪問診療
  • 緊急時の対応
  • 介護予防訪問介護の利用回数
  • 介護予防短期入所生活介護の利用時期

【解説】
本人の不安を取り除く観点から考えれば酸素療法の開始に伴う日常の不安の軽減から介護予防訪問介護の利用回数や時間帯が正しいでしょう。医師による訪問診療や緊急時の対応といった支援体制の整備は退院後の日常生活動作に合わせた酸素流量の設定変更などにかかせません。

【正解④】