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- 看護師国家試験の合格率と難易度 既卒と新卒の合格率は?違う理由は?
既卒の合格率は知ってる?
かなり低くなることくらいは知ってます
そう、50%~程度のなるわよ
そんなに低いんですか・・・
だから出来るだけ新卒で合格を目指すのよ
看護師国家試験の合格率や難易度は毎年同じように推移しています。
ここでは
ここではこのあたりを解説していきます。
看護師国家試験合格率ってどれくらい?既卒と新卒で大幅に合格率が違う理由は?
看護師国家試験の新卒(現役)の合格率は90%前後を長年推移しています。
出題基準の変更や問題数の変更などがある場合に多少合格率は動きますが、ほとんど変わりはありません。
一方、既卒の合格率の推移は以下です。
- 第100回 51.6%
- 第101回 33.7%
- 第102回 35.7%
- 第103回 42.5%
- 第104回 39.2%
となっています。概ね50%以下が平均でしょう。
数字を見ても看護師国家試験は現役合格が一番。
学生だと卒論発表や学校のテストが終わるのが大体12月上旬でしょうから、2ヶ月くらい国試だけに費やせる時間があります。
それにまわりの友達もみんな勉強していますから、励ませる仲間もいます。
しかしそのチャンスを逃してしまうと、おそらく看護助手として働きながら、誰も励ましてくれない環境の中で勉強をするわけですから難易度は高くなります。
看護師国家試験の難易度はそんなに高いものではありません。
効率が悪く勉強苦手な人であっても真剣に集中してやることが大切かと思います。現役だと 学校で無理矢理にでも勉強させられます。
ただし、既卒の場合は金銭面などから、仕事優先にしてしまったり、様々な誘惑があり、その結果国家試験勉強がおろそかになってしまう事から看護師国家試験の合格率が既卒は下がってしまうのでしょう。
看護師国家試験の難易度が低いから合格率が高いの?
約90%の高確率で看護師になれるのが看護師国家試験です。
看護学校入学=看護師
ほぼこのような式が成り立つ資格でしょう。
しかしだからといって国家試験ですから、人の命がかかっている職業でありいくら看護師不足でも難易度を落としてまで試験問題は作らないと思います。
看護師としての勉強を真面目にやっていけば、ほとんどの人が合格します。
看護大学、短大、専門学校などありますが、勉強や実習は大変です。 学校で覚えることを実際の医療現場で患者さんに対して自分がやっていく(看護していく)ので生半可な気持ちで勉強にとりくむことは出来ません。
だから、看護師を志す全ての人が、国家試験に対して受かって当たり前のように一生懸命、勉強します。結果として、高い合格率だと考えます。
外国人の合格率や難易度は?
外国人看護師(EPA)の合格率と難易度
外国人看護師いわゆるEPAの合格率の推移は以下です。
受験者数 | 合格率 | |
第99回 | 254人 | 1.2% |
第100回 | 398人 | 4% |
第101回 | 415人 | 11.3% |
第102回 | 311人 | 9.6% |
第103回 | 301人 | 10.6% |
第104回 | 357人 | 7.3% |
外国人看護師の看護師国家試験の難易度はかなり高度で日本人の新卒や既卒と比較しても断然合格率は低くなります。理由はやはり漢字です。普段、インドネシアやフィリピン人は漢字を使いません。
もちろん日本の国家資格合格を目指すわけですから漢字や日本語を理解する事は当然です。
国としても深刻な看護師不足の解消をめざし外国人看護師受け入れには積極的になってますが、上記の問題が大きいようです。
- フィリピン人の日本語研修を3ヶ月から半年へ延長
- 試験難易度を下げる
- 試験時間の延長
- 漢字に振り仮名をつける
上記な処置は行っています。
しかしあまり効果は得ていないのが現状です。逆に漢字大国中国人の合格者数は多数います。13年春までに外国人看護師(フィリピン、インドネシアを含まない)217名の内183名が中国人となっています。
まとめ
看護師としての勉強を真面目にやっていけば、ほとんどの人が合格できる試験です。
上記にも書いていますが決して難易度が低いわけではないのです。
只、範囲が広汎なのでみんな必死で勉強します。私の経験ですが毎日、睡眠時間2、3時間でがんばりましたが、合格率90%はその結果なのです。
学校に入学した当初、温和な笑みを向けてくれていた先輩の顔が苦渋に満ちた顔貌に変化していったのには驚きでした。
ただ今いえることは、真面目に勉強すればそこまで怖いものではないのでは、とはいえ勉強量は半端ないですから、みんな必死です。人の命を預かる職業である故当たり前のことかもしれません。