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- 看護師国家試験の合格率と難易度 既卒と新卒の合格率は?違う理由は?
- 看護師国家試験のボーダーライン 今年は?何点取ってないと厳しい?
毎年そんなにボーダーライン変わらないんですよね?
そうね
でも、多少の変化はあるわよ
だからみんな試験が終わったら気になって検索するものね
そうなんですね
かといって、いきなりボーダーラインが数十パーセントも上がったりはしないわよ
看護師国家試験のボーダーラインは気になる所です。ここでは
- 合格基準は?
- 過去5年のボーダーラインは?必修問題、一般問題
- 今年のボーダーライン予想は?
- 何点とってないと厳しい?
ここではこのような事を解説していきます。
看護師国家試験の合格基準は?
看護師国家試験は
- 必修問題
- 一般問題
- 状況設定問題
の3つで構成されており、それぞれ評価基準が異なります。
必修問題は
- 80%を満たすことが条件の絶対評価
一般問題+状況設定問題については、
- 合格発表時に合格ラインの点数を公表する相対評価
ここ数年の傾向として、一般・状況設定問題の合格基準は60%台後半~70%台前半で推移しています。
最新の103回に関しては、必修問題80%は例年通りで、一般問題+状況設定問題のボーダーラインは66.8%と前年に比べ難易度が上がりました。
必修問題は8割以上の正答率が問われるので、一般問題と状況設定問題でいくら高い点数を取っても、必修問題で8割を超えていないと合格できません。
看護師国家試験の概要は毎年8月になると厚生労働省のホームページで発表されるので、しっかりと確認しましょう。
看護師は現場に出るとオールマイティな能力が求められるので、それが試験にも反映されているのだと思われます。
しかし、看護師国家試験の合格率は90パー セント前後と高めなので、真面目に勉強していればそれほど難しくはありません。
他の国家試験と比較すると合格率は非常に高い方なので、気持ちに余裕を持って受けた方が良い結果を出せるはずです。
過去5年の看護師国家試験のボーダーラインは?必修問題、一般問題
看護師国家試験のボーダーラインは以下です。
必修問題は80%を満たすことが条件の絶対評価。
一般問題+状況設定問題については、合格発表時に合格ラインの点数を公表する相対評価で、合格基準は60%台後半~70%台前半で推移。
過去5年の看護師国家試験推移
第103回看護師国家試験
- 必修問題50点のうち40点が合格ラインとなりました。
- 一般問題 状況設定問題 250点のうち167点(66.8%)が合格ラインとなりました。
第102回看護師国家試験
- 必修問題50点のうち40点が合格ラインとなりました。
- 一般問題状況設定問題 250点のうち160点(64%)が合格ラインとなりました。
第101回(平成24年2月実施)
- 必修問題:50点のうち40点が合格ライン
- 一般問題状況設定問題:247点中157点以上(63.5%)が合格ライン
第100回(平成23年2月実施)
- 必修問題:50点のうち40点が合格ライン
- 一般問題状況設定問題:250点のうち163点(65.2%)が合格ライン
第101回(平成24年2月実施)
- 必修問題:50点のうち、40点が合格ライン
- 一般問題状況設定問題:250点のうち、151点(60.4%)が合格ライン
引用元 保健師助産師看護師国家試験の現状について 厚生労働省
今年のボーダーライン予想は?何点とってないと厳しい?
いろいろな教育機関や予備校が104回看護師国家試験のボーダーラインはどのくらい?と予想していますが、103回は必修の正答率が40点/50点、一般・状況設定問題が167点/250点で66.8%。
102回は必修が同じく40点、一般・状況設定問題が64%ですので、102回より103回のほうが全体的に、少しボーダーラインが高くなっています。
まとめ
看護系大学の乱立により、将来、看護師が余る時代がやってくると言われています。
現在のように看護師の数が不足している時代には、相対的な価値である 【キャリア・能力・人間性】よりも絶対的な価値である【看護師資格】を重視されてきました。
不足感がなくなれば、おのずと相対的価値への評価が高まるのではないかと思います。それと比例して国家試験の現在の90%合格率も減少していくのではないかと考えます。