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- 健康支援と社会保障制度の過去問2
健康支援と社会保障制度2
「健やか親子21」の主要課題でないのはどれか。
- 思春期の保健対策強化
- 予育てと仕事の両立支援
- 子どもの心の安らかな発達の促進
- 妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保
- 小児保健医療水準を維持・向上させるための環境整備
【解説】
母子保健を推進する国民運動計画として、「健やか親子21」では4つの主要課題が提示されています。①思春期の保健対策の強化と健康教育の推、②妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保と不妊への支援、③小児保健医療水準を維持・向上させるための環境整備、④予どもの心の安らかな発達の促進と育児不安の軽減です。これにあてはまらないものは、2になります。
- ①思春期の保健対策の強化と健康教育の推進
- ②妊娠・出産に関する安全性と快適さの確保と不妊への支援
- ③小児保健医療水準を維持・向上させるための環境整備
- ④予どもの心の安らかな発達の促進と育児不安の軽減
上記4つは母子保健を推進する国民運動計画として、「健やか親子21」
では4つの主要課題が提示されています。
【正解②】
会社員のAさん(34歳、男性)は、急性白血病で入院中である。Aさんの職場の上司から「Aさんが隔離されていて、本人に直接
確認できないので入院期間を教えてほしい」と病棟に連絡があった。看護師の対応で適切なのはどれか。
- 「急性白血病なら、だいたい1か月くらいです」
- 「主治医の許可を得てからお話しします」
- 「病院に来られたときにお話しします」
- 「お教えすることはできません」
【解説】
看護師には守秘義務があります。保健師助産師看護師法の第42条の2では、「保健師、看護師又は准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保健師、看護師又は准看護師でなくなった後においても、同様とする」と明記されています。どの選択肢も守秘義務を守られていないものなので選択肢として正しいのは4です。
【正解④】
医療過誤で誤っているのはどれか。
- 何らかの不注意によって生じた事態をいう。
- 業務上必要とされる注意を怠った場合に責任を問われる。
- 刑事上、民事上および行政上の法的責任を問われる。
- 法令上に明文化されていないものは責任を免れる。
【解説】
医療過誤は法令上に明文化されていないものに対しても責任が及ぶ場合があります。医療事故の内、医療従事者の注意義務を怠った結果相手に損害を与えたものをいいます。明文化されているものは
・刑事責任
・被害者への損害賠償などの民事責任
・有資格(免許)者としての行政責任
などです。
【正解④】
労慟基準法で規定されているのはどれか。
- 健康診断
- 休憩時間
- 産業医の選任
- 雇用保険事業
【解説】
労働基準法第34条において、「使用者は、労働時間が6時間を超える場合においては少くとも45分、8時間を超える場合においては少くとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与えなければならない」ことなどが規定されていますので、正解は2となります。健康診断、産業医の選任については労働安全衛生法、雇用保険事業については雇用保険法で規定されています。
【正解②】