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- 小児看護学の過去問2
小児看護学2
エリクソンによる幼児前期の発達課題はどれか。
- 基本的信頼
- 自律性
- 勤勉性
- 親密性
【解説】
- ①乳児期(基本的信頼 対 不信感)
- ②幼児前期(自律性 対 恥、疑惑)
- ③遊戯期(積極性 対 罪悪感)
- ④学齢期(勤勉性 対 劣等感)
- ⑤青年期(同一性 対 同一性拡散)
- ⑥前成人期(親密性 対 孤立感)
- ⑦成人期(生殖性 対 自己没頭)
- ⑧成熟期、老年期(統合性 対 絶望感)
上記の段階がありこの問題の解答は
【正解②】
離乳について適切なのはどれか。
- 離乳の開始前に果汁を与える必要がある。
- 離乳の開始時期は生後3か月ころが適切である。
- 離乳を開始して1か月を過ぎたころから1日2回食とする。
- 母乳や人工乳を飲まなくなった状態を離乳の完了という。
【解説】
厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」の内容を押さえておきましょう。離乳前に果汁を与える必要はありません。離乳の開始時期は生後5、6か月頃で、発達の目安としては、
・首がすわり
・支えてやると座れる
・哺乳反射の減弱がみられる
などがあげられます。
リズムを身につけてる為にも離乳開始後1か月頃から1日2回食とします。
母乳以外の食物からエネルギーや栄養素の大部分が摂れるようになった状態や形のある食物をかみつぶす離乳の完了と言います。
【正解③】
4か月児の生活環境を整える援助として最も適切なのはどれか。
- 仰臥位で寝かせる。
- 柔らかい布団に寝かせる。
- ベッド柵は上げなくてよい。
- おもちゃとしてビー玉を用意する。
【解説】
原則として仰臥位にする理由は、うつぶせ寝による窒息や乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防の為です。やわらかい布団は口や鼻を塞ぎ、窒息の危険があります。
ベッド棚は転落の危険がありますので、上げておきましょう。
口に入るような大きさのおもちゃは4か月頃になればなめたり、握ったりして遊ぶので与えないようにしましょう。
【正解①】
学童期における肥満予防で最も適切なのはどれか。
- 運動より食事制限が重要である。
- カロリー制限より栄養バランスを優先する。
- 清涼飲料水で空腹感を抑制する。
- 食事回数を2回にする。
【解説】
成長期に厳しいカロリー制限をしては必要な栄養摂取を妨げるのはよろしくありません。しかしそれを無視しカロリー超過になれば小児肥満から成人期の肥満につながる恐れもあります。栄養バランスを優先して、体を十分に動かす運動療法で予防するのが最適です。肥満予防として適切ではないのが
・清涼飲料水は胃内停滞時間が短く空腹感を長く抑えられません
・糖質が多いのでむしろ摂取は控えます。また、食事回数を減らすことはかえって肥満をまねきます
【正解②】