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- 小児看護学の過去問3
小児看護学3
先天異常と症状の組合せで正しいのはどれか。
- 18トリソミー―巨舌
- クラインフェルター症候群―多毛
- ターナー症候群一高身長
- マルファン症候群一低身長
- ダウン症候群―筋緊張低下
【解説】
- 口唇裂
- 口蓋裂
- 先天性心疾患
などの18トリソミーは18番目の染色体過剰による重度の先天性障害。
X染色体過剰の性腺発育障害は男性にみられるラインフェルター症候群で高身長。
ターナー症候群は女性にみられるX染色体欠如の卵巣機能不全で低身長。四肢が長く関節の過伸展などの特徴があるのはマルファン症候群は常染色体優性遺伝性に発生する結合組織異常の疾患。
【正解⑤】
手術後に抗癌化学療法が予定されている4歳児が「おなかの悪いものを取ったら、おうちに帰れるの」と尋ねてきた。対応として
最も適切なのはどれか。
- そのとおりであると伝える。
- 話題を変えて気をそらせる。
- 手術の後に化学療法を行うことを伝える。
- 親からどのように説明されているかを尋ねる。
【解説】
このような場合、小児の不安を受け止め発達に応じた病気や治療の理解を促すことで小児自身が治療に臨めるようにすることがベストですが、実際、不安を受け止め理解を促すといった事は個々の判断で違うので難しいでしょう。看護師1人ではなく家族との連携で伝え方などを考えましょう。本人が手術後の治療についてどう家族から説明されているのかを確認するようにしましょう。
【正解④】
糖尿病でインスリン療法中の小学3年生。自分でできる療養行動の目標で適切なのはどれか。2つ選べ。
- 血糖値測定
- シックデイ対策
- 食品の単位換算
- インスリン注射
- インスリン注射量の調節
【解説】
患者の年齢に適した範囲で目標を設定する事が小児糖尿病患者によるインスリン療法時に必要です。シックデイや、食事療法についてはあらかじめ必要な対応策を主治医と相談する必要があります。看護師や保護者などが血糖値をふまえ注射量の調節を行う必要があります。
【正解①④】
最近10年の乳幼児の誤飲で最も頻度が高いのはどれか。
- 硬貨
- 玩具
- 医薬品
- たばこ
【解説】
乳幼児の誤飲で最も頻度が高いのは厚生労働省の2010年度「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」によれば
①たばこ
②医薬品・医薬部外品
③玩具
④硬貨
となっています。
【正解④】