患者の入眠・睡眠を意識した日中の活動の援助・睡眠状況をアセスメントし、基本的な入眠を促す計画方法

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入院患者は、それぞれの病態にもよりますが、検査、リハビリなど以外は、ベッド上で過ごしていることがほとんどです。
日中の活動量が低いことで、入院患者は、昼夜逆転することがあります。患者の活動の援助のポイントを解説します!

患者の入眠・睡眠を意識した日中の活動の援助の準備と看護技術

 

準備

特になし、必要に応じて入眠を促す援助の物品

看護技術

 

① 日中の活動援助

冒頭でも説明したように入院患者は日中の活動量が、低下しています。その為、活動量の低下、過度な午睡をしないように日中の活動を促す必要があります。

② 睡眠状態のアセスメント

患者の入院前の睡眠状態はどうであったのかから見ていきましょう。

病棟が、21時消灯であっても本来は、23時頃入眠されるのであれば、それは、入眠困難とは言えません。

看護師は病棟の消灯時間から翌朝の起床時間までの間で安眠、浅眠、不眠、入眠困難、早朝覚醒などと分けることがあると思いますが、入眠時間が消灯時間よりも本来遅い患者や仕事上早く起きなければいけない事が習慣になっている患者が5時に覚醒するなどは、問題視することはないのです。

患者からの情報収取が困難で入院前の睡眠状態が分からなければ、家族に聞いたり、入院後1週間の入眠時間、起床時間をチェックするとよいでしょう。

しかし、患者から「眠れない、寝付けない、途中起きてしまってもう一度眠れない」という訴えがある場合は、十分な睡眠が確保できていないということなので、介入が必要になってきます。

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③ 基本的な入眠を促す看護計画

計画には、患者自身の目標が必要です。患者が問題視しているのは、入眠困難か、不眠か、中途覚醒か、早朝覚醒か、それに対する改善策が、基本的な入眠を促す計画となり、今後の患者像が目標となります。

患者の入眠・睡眠を意識した日中の活動の援助、看護の実際

① 日中の活動援助

日中の活動量の向上を図るには、ベッドから離床し、活動してもらうことが、必要とする筋力も多くなり効果的です。

病状問題ない患者は、積極的に離床を促していきましょう。

離床後もただ座っているだけでなく、自己リハビリや、レクリエーション、売店への買い物など身体を使うことを促します。

午睡することに問題はありませんが、過度に寝入ると夜間帯に入眠困難になったり、中途覚醒することがありますので、昨日の睡眠で不足した分の時間の午睡を心がけてもらいましょう。

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② 睡眠状態のアセスメント

看護技術でも述べたように入院前の睡眠状態がどうであったかが必要になってきます。

その後、入院により、環境の変化や、処置、オペ後の疼痛などの外的変化、入院に関する不安や、同室患者のストレスなどの内的(精神的)変化で睡眠状態が変化してきます。患者の経時的変化や言動がどうであったかアセスメントしましょう。

③ 基本的な入眠を促す看護計画

②で睡眠状態のアセスメントをした結果、何が患者の睡眠に影響を及ぼしているのかを考え、それに対する解決策を計画し看護援助をします。

患者によっては、頓服で睡眠導入剤が処方されている場合があると思いますが、安易に使用すると、患者もそれに依存的になります。まずは、看護援助で睡眠状態の改善を図ることを心がけましょう。